光のご紹介

本太学童光です。光では、本学童の理念である「昼間の兄弟」を実現するよう、1年生から6年生まで和気藹々、子どもたちと指導員たちみんなでいっしょに、日々充実した時間を過ごしています。また、保護者も参加意識が高く、みんなで一致団結している本太学童光です!
地球を7周半する勢いで、子どもたちにすくすく育って欲しいと願っています!!


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100円おやつ

学童はキャンプや学童祭といった大きなイベント以外には夏休み中の遠足や十二日まち(酉の市)への参加などの沢山のイベントがあります。
こどもたちはこれらのイベントを楽しみながら、工夫や協力を繰り返して日々成長しています。
この姿を見られることが親として大きな喜びとなっています。

今回は「100円おやつ」について紹介します。
学童では普段はおやつが用意されているのですが、毎月「100円おやつ」の日には130円(消費税や昨今の値上がりの関係で30円アップしました)を握りしめて自分たちでおやつを買いに行きます。購入先は光から歩いて10分(こども基準)ぐらいのスーパーBig-Aです。

低学年のこどもたちは指導員が引率してくれます。
店内では騒がない、買わない商品を手に取らないなどのルールがあります。こういったルールを守ることが自然と身につくのも学童の良い所です。
好きなおやつを買えるといっても、130円なので思ったほどおやつは買えません。
その為、こどもたちは130円で何を買うのか悩みます。限られたお金なので、我慢しないといけない時もあります。何を我慢するのか、をこどもたちが自分で決めるのです。とても良い経験になります。
また、お金の大事さを学ぶ事もできます。私も1年生の娘から「お父さんやお母さんがいつも働いてくれるからお菓子とか食べられるんだよね。ありがとう!」と言われて、とても驚いたのですが、どうやらこの130円おやつでお金の大事さを感じたようです。

他にも良いところが沢山あるのですが、特に私が良いなぁと思ったのは「こどもたち同士で協力すること」です。前述の通り、130円ではなかなか欲しいものが買えません。そんな時、こどもたちはここで一工夫します。130円を超えるおやつを手に入れる為に、何人かでお金を出し合って買うのです。そして買ったおやつを光に持ち帰り、みんなで一緒に分けて食べるのです。娘が楽しそうにこの話をしてくれた時、私は心がぽかぽかするのを感じました。

今回は100円おやつを紹介しました。
このようなイベントが沢山あり、その活動の中で、年齢が大きく離れたこどもたちが一緒に話し、行動できるというのは学童ならではの経験だと思います。
光に入所すると分かると思いますが、色々な場面で高学年のこどもたちが低学年のこどもたちに教えたり、引率したり、遊んでくれたりしています。低学年のこどもたちは、そんな高学年をみて育ちます。そして自分たちが高学年になった時に、今度は彼らがその役割を担います。そんなサイクルを経験できるのは学童の大きな強みだと感じています。


学童キャンプの紹介

学童のイベントは大小さまざまなものがありますが、その一つであるキャンプを紹介します。
まず学童キャンプの目的を簡単に紹介しますと、班行動を通じてチームワークや関係性を築き、児童全員が「昼間の兄弟」として絆を深めていくための大事な行事です。簡単に言うと、新入所生もいるので、みんな仲良く遊んで顔を覚えよう、といった感じのイベントです。

今年の光館は、山梨県のキャンプ場に夏休みの前半(例年は7月末か8月頭)で二泊三日のキャンプを行いました。山の中のキャンプ場なので、朝晩は涼しくとても快適、という避暑地としては最高の環境です。
泊まるコテージはなんとエアコン無し。最初はエアコンが無くて大丈夫かなと思いましたが、天気によっては朝肌寒い日もありました。
子どもと保護者の一部はバスに乗り、乗り切れなかった保護者は車で移動します。バスの中では子どもたちがはしゃいで収集がつかない、ということもなくみんな静かにアニメを見ていたようです。コロナ禍の黙食やしゃべらない、といったルールをしっかり守り続けているようです。

子どもたちはとてもキャンプを楽しみにしていたようで、キャンプ数日前から「早くキャンプにならないかな」とそわそわしていたようです。
やはり、みんなで泊りで遊びに行くという非日常が楽しみなようで、うちの子も前日の夜なかなか寝れてくれませんでした。

川遊び、キャンプファイアー、カレー作り、花火、肝試しなどなどイベントが目白押し。
最初のイベントの川遊びでは、みんなすぐに着替えて早く川に行こうと逸る子どもたちを落ち着かせるのに一苦労。指導員さんが手際よくまとめてくれました。
水鉄砲を持った子どもたちに大人が攻撃される光景があちこちで繰り広げられ、時には子ども5人対大人1人という状況も。子どもたちは容赦なく水鉄砲で攻撃してくるので大人は防戦一方です。

キャンプと言えば定番の、子どもたちによるカレー作りもあります。
大人が見守る中でみんな頑張って包丁を使い、事前に考えたメニューに沿って料理をしていきます。
最初、低学年の子どもは難しいかと思っていましたが、不格好でも一生懸命ニンジンやジャガイモを切ったり、涙を流しながら玉ねぎを切ったりしていました。
みんなで作るカレーはめちゃくちゃ美味しく、あっという間になくなっていきました。
夜はこれまた定番のキャンプファイヤーもあります。そこでは子どもたちによるスタンツやロックソーランを披露してくれます。
キャンプ前からしっかり練習を繰り返して、みんな完成度の高い踊りを見せてくれます。

キャンプ自体は楽しかったのですが、事前の準備は少し焦りました。
特に一年生の時、キャンプ用に不足しているものが多くあり、それらを揃えるところから始めないといけませんでした。
最初は想定外の出費かと感じましたが、よく考えるとリュックサックなど多くのものは高学年になったら修学旅行等で使えますし、家にあるものや百均で安く買えるものも多くありました。
初期投資はかかるものの、長い目で見れば問題なかったです。ただ、6年生くらいまで使っても違和感のないリュックにするように子どもを誘導しないといけません。

今年の光館のキャンプは、キャンプ後のアンケートで保護者も子どもも全員がキャンプに満足!という結果になりました。
本太学童は保護者によって運営されます。そのため、キャンプなどで改善点が見つかったら次の年にどんどん反映できるので、年々より良いものが出来上がっていきます。

何より、楽しそうに遊びながらも子どもの成長を直にみられるキャンプはとっても有意義なイベントでした。


本太学童とわたし

光館は、この11月にお引越しをしました。新しいお部屋にドキドキする子もいましたが、早速ドッチボール、卓球、追いかけっこ、折り紙、お絵かき等々…それぞれが好きなことをして遊んでいます。このお部屋で、これからどんな遊び、生活が繰り広げられていくのか楽しみです。

本太学童では、毎日宿題をしてから校庭で遊んだり、習い事も自分で行ける子は時間になったら「行ってらっしゃい」と送りだしてくれたりと、個々への対応が充実しています。おやつは毎日バラエティーに富んでいて、手作りの温かいおやつで子ども達の心とお腹を満たしてくれます。

子ども達は「昼間のきょうだい」という本太学童のモットーそのままに、1~6年まで皆が仲良く、くっつき、じゃれ合ったり、ケンカしたり、助け合ったりしながら過ごしています。

指導員さんは話しをよく聞いてくれて、お友だちと遊んでいて思いがぶつかったときには、お互いの気持ちをしっかりと聞き、思いを汲みとって励ましてくれる等、一人ひとりの心の揺れ動きにしっかりと寄り添ってくれます。


思えば、私が本太学童に娘を入れたいと思ったのは、校庭で遊ぶ子どもたちの輝く笑顔と、学童の行事で楽しそうに活動している保護者の皆さんの姿を目にしたからでした。
入学を前に学童探しをしているころ、複数の施設を見学しましたが、本太学童はとてもアットホームな雰囲気で、暖かい笑顔で迎えてくれました。そして話を聞くうちに、親が「こんなことをしてあげたい、経験させたい」と願うことが、ここでは叶えられると実感したのでした。

人見知りが激しい娘が「知らない子ばかりの中でやっていけるのか」と心配しながらのスタートでしたが、指導員さんをはじめお兄さんお姉さんに優しく接してもらったお陰で、すぐに打ち解けることが出来ました。というか、すぐに本性を現し、大声で笑い、男の子とも言い合いをするほどでした。娘にとって「安心して過ごせる居場所」が出来たことを、嬉しく思いました。

私も仕事と子育ての両立に不安がありましたが、お迎えで日々顔を合わせる指導員さんやお母さん達との会話で心が軽くなり、元気をもらう事ができました。これは、今でもずっと続いています。母にとっても、安心できる居場所となっています。

子どもは、子どもの中で、子どもらしく生きるのが一番です。大勢だからこそ楽しいし、時には怒ったり悔しい悲しい思いもしたりするけれど、そうして育つ心の“ひだ”が子どもたちの心を豊かに育ててくれるのだと思います。

子どもも大人も、自分らしく楽しくいられる、素敵な学童です。
ぜひ、皆さんも遊びに来てください。


ひるまの兄弟げんか

学童は集団生活なので、子ども同士のけんかやトラブルだってもちろんあります。(むしろ、無いなんておかしい!)
何して遊ぶ? 誰が先にやる? どうして自分の(遊びの)意見が通らないの? 
どうしてそんな事を言われたのかな? その場所は僕(わたし)が先に取っていたのに!

子どもたちは、皆それぞれに主張があって、お互いに尊重しあえれば大きなトラブルにはなりませんが、どうしても譲れない主張がぶつかり合ってしまうこともしばしば。
でも1年生から6年生までいる学童の子どもたちは、高学年のお兄さん・お姉さんが上手に誘導してくれます。
例えば、何をして遊ぶか?で、どうしても譲らない低学年の子ども同士、じゃんけんして勝った方が今日の遊び、負けた方の遊びは明日やろう!と取り持って、勝った方の遊びをしてみたら・・・結局おもしろいから負けた子の方から明日もこの遊びをしよう!という展開になったりするのです(笑

もちろん全てがこんな風にうまくいくわけではありません。
どうしても収拾がつかない時は、指導員さんがちゃんとそれぞれの主張・意見を聞いて、お互いに納得して謝ることができるまで話し合います。
お互いに逆の立場で考えたらどう思うだろう?
自分がされて嫌なことを他の人にするって絶対にしてはいけないことなんだ。
一つ一つのトラブルを乗り越えながら、社会に出たときに大切な“お互いを尊重する”ことを少しずつ学んでいくのです。

お迎えの時に、低学年の時は、「〇〇ちゃんと意見が対立して泣いちゃったんですが、5年生の〇〇になぐさめてもらって、一緒に話合いして仲直りできたんです」という話だったのが、最近では「1年生の〇〇ちゃんと2年生の○○ちゃんが言い合いになっていたのを見て、それぞれの意見を聞いて仲直りできるまで話を聞いてくれたんです」という話になり、成長したんだなぁと感慨深く思うのです。

我が家では、現在大学生になる兄も この学童に6年間通わせました。
昼間の兄弟で過ごした6年間が、お互いを尊重する気持ちや人間力みたいなものを培ったと感じます。卒所して成長した子どもたちに会う度、更に強くそう思うのです。
親と学校の先生だけでは、ここまでの仕上がりは絶対難しかったな、と。
卒所生の保護者の皆さんが、きっと同じような感想を抱いているのではないでしょうか。

今日も学童では、愛情たっぷりの手作りおやつを食べて、宿題して、たくさん遊んで、昼間の兄弟げんかをして、そして仲直りして、日々子どもたちは成長しています。
お迎え時間にちょっと覗いてみてください。


指導員から

ゆかぴー
光の子ども達と、毎日元気に遊んでいます!
子ども達の遊び、おしゃべり、ケンカに入って十人十色な考えや気持ちを聞きながら、私自身も学びの多い学童生活を送っています。


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アクセス

【住所】

NPO法人 本太学童クラブ 光
〒330-0052
埼玉県さいたま市浦和区本太2-21-11 2F